感想『無職ときどきハイボール』酒村ゆっけ著〜ネオニート、酒テロリストなる彼女は一体何者なのか。可愛らしい外見とは裏腹に、底知れぬ破天荒と軽やかな文才が垣間見える。登録者数40万人の人気ユーチューバである著者初となる、最低かつ最高な酒と食の沼エッセイ。
ずるぽんずるぽん。おいじーーーーー!!!
なぞの手書き文字がおどっている。
なんだか疲れ果て、もうなにもできないけど
せめてじぶんにご褒美を、とおもって立ちよった書店。
平台につまれていたこの本を手にとり、ページをめくって目にしたものがこれだった。
なんだか気がぬけてるけど、そこはかとなく可愛らしいイラスト。そして帯にはやばいTシャツ屋さんの推薦文。
気になる。
新卒で入った就職先をすぐに辞め、そのまま
酒を彼氏とするネオニート生活を満喫するみたいな内容がかいてある。
なんとなく共感できるなあ、と思い購入したところこれが大当たりでした。おもしろい。
ふつう一昔まえだと、大学卒後のわかものが一般企業に就職してすぐに離職。それからまもなく全国流通の本を出版するなんてありえなかったんじゃないでしょうか。
著者の酒村さんは人気ユーチューバーとのことで、時代がかわったのだなあとなんだか一人おじいさんのような気分になりました。
料理研究家のリュウジさんなんかもそうですが、酔っぱらっているすがたが本当にたのしそうな人っているんですよね。
やっぱり楽しそうな人って最高だな。
こっちまで明るい気分になってきます。
ゆっけさんはすんごいお酒飲んで奇声を(心の中で)発しますけど
たべものに関する描写が実はすんごいんです。
胃のなかの食料が文字にすいとられてるんじゃないかしらん。ってくらいお腹がすきます。
おれ(わたし)はお酒のまないしなーなんて方も読まないともったいないですよ。
きっと自分の生活が影響されてすこしなりとも変わるとおもうんです。
もちろん、たのしい方向にですよ。
本を読むときにはいろいろな理由があってよもうとするんですけど、
この本はなんか楽しいことないかなあ〜って思う方に読んでほしい本だと思いました。
追記;肝臓だけは大切にしてください。
おしまい。