- Book Box - 本は宝箱。

SF・幻想文学多めの読書感想サイトです。基本好きな本しか感想書かないので、書いてある本はすべてオススメです。うまくいかない時ほど読書量がふえるという闇の傾向があります。それでも基本読書はたのしい。つれづれと書いていきます。

2021-06-16から1日間の記事一覧

書評『家霊』岡本かの子著 かの子一平ときどき太郎

家霊 (ハルキ文庫) [ 岡本かの子 ] こと文章を書くことにかけては、岡本さんちの真の天才はかの子である。 夫である一平の力の抜けたイラストに妙に愛きょうのある文章も好きだし、子供、岡本太郎の唯我独尊的思想にもしびれるが、底なし沼のような深さは…

感想『三国志』横山光輝著〜怒涛の一気読み60巻。夢の中で天才軍師になるの巻。

12歳・夏 田舎のおじさんから送られてきたダンボールの中に、横山光輝の『三国志』がドサッと入っていた。数日おきにパラパラしてるうちにあれよあれよとトリコになったが、37巻までしか入っていなかったので、貯金を切り崩し、急きょ残りの巻(全60巻…